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今,初めての裁判員裁判をやっています。
月曜日から公判が始まり,今日の午前中の弁論手続で結審しました。

以前から,ずっとやりたいと思っていたのですが,なかなか実現せず,今回の事件で念願叶ってやることができました。
事件を受任した去年の夏から,裁判員裁判を何度も経験している同期の友人に頼んで共同受任してもらい,準備を進めてきました。
公判前に行われる「公判前整理手続」と呼ばれる事前準備手続きでは,勝手が分からず,戸惑うこともあったのですが,いざ公判が始まると,開き直って全力でぶつかることができた気がします。

我々弁護士は,パブリックイメージほど,話して他人を説得するような場面がありません。
日本の裁判では,書面によって審理が行われるのが通常で,口頭による審理が形骸化しているからです。
なので,日本の弁護士は,今まで口頭でのプレゼンテーション能力を磨く機会や必要性があまりありませんでした。

しかし,裁判員裁判では,そういうわけにはいきません。
短期間に一気呵成で審理が行われるので,今までのように,膨大な量の書面で主張や立証を行うことはできません。
そのため,口頭での審理が中心になりますが,何せ,法律については知識のない一般の方々を相手にして,法律問題について説得する必要があるわけです。
それまで,法律家同士で共通認識があったところから説明していかなければいけませんし,難解な法律用語も分かりやすく噛み砕く必要もあります。
今回最終弁論を作るにあたっても,その点に非常に気を遣いました。

今日の,最終弁論では,裁判官・裁判員等に配布する資料の他,事前に読み上げ原稿を作った上で,声のトーンや話すスピードををコントロールしたり,あえて間を作って聞き耳を立てさせたり,要所要所で身振り手振りや動作を交えたり,アイコンタクトを多用したりして,できる限りの工夫をこらして約40分間弁論をしました。
裁判員の方々も,度々頷きながら聞いてくれていたので,そんなに悪くなかったんじゃないかと(勝手に)思っています。

今回やってみた感想としては,準備が大変でムチャクチャに疲れる・・・
でもすごく楽しい!!
近いうちに,是非またやりたいと思いました。

とりあえず,溜まった疲れを取りながら,来週の判決を待とうと思います。

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しばらく前のことになりますが,ある法曹関係者が集まるパーティーに出席した
ときのことです。

その会のお開きの後に,周辺のテーブルの方々と名刺交換していたところ,
その中に横浜地方裁判所で修習をしていた司法修習生がいました。

挨拶をして名刺を渡したところ,「実は,先生が担当されていた刑事事件を
傍聴していました。」と言われました。
ビックリして,「えっ,どの部に配属されてたの?!」と聞いたところ,
それより少し前にやっていた事件が係属していた刑事部の名前が返ってきました。
(ちなみに,実務修習には刑事裁判修習があり,司法修習生は,特定の刑事部に配属されて,
その部に係属している事件の記録を読んで,裁判を傍聴するのです。)

その事件は,私が初めて事実を争う刑事弁護をした事件でした。
そのため,色々と大変で,ものすごく(愚直に)頑張ったのですが,お世辞にも
スマートで美しい弁護活動とはいえず,
「いやー,拙い弁護活動をお見せしてしまって,お恥ずかしい・・・」と
(ちょっと赤くなって)答えました。

ところが,その修習生
「いや,すごくいいもの見せてもらいました。本当に勉強になりました。
感動しました。」

と言ってくれました・・・(T_T)

最初は,皮肉かな?と思ったのですが,その方の顔を見ると,真剣そのもの。
すごく嬉しくなってしまいました(→割と単純です。)。

その事件,今思い返してみても,色々恥ずかしいことを言ったり,やったりしてしまったと思いますが,
それでも,何とかしてやろうと,全力で弁護をしていたのは間違いないと思います。
すごく泥臭い弁護活動だったと思いますが,その修習生は,熱意を汲み取ってくれたんだと
思います。

どうして,今頃になってこんなことを思い出したかというと,先日あった刑事事件の裁判を
修習生が傍聴していたのを見たからです。

多分,先ほどの事件のときよりも,今の方が場数を踏み,刑事裁判に慣れて,技術的には
向上している思います。
今の方が,表面上はテキパキとしてスマートに見えるかもしれません。
でも,どれだけ表面上スマートに見えても,中身が伴わない上っ面だけの弁護活動では,
修習生に「感動した。」と言ってもらえることはないでしょう。

そういう上辺だけの無難にまとまった弁護活動にならないよう,今後も全力でやっていこうと
あのパーティーのことを思い出しつつ,気持ちを引き締めなおしました。


私が所属している横浜弁護士会本部は,横浜地裁本庁管内の弁護士に
よって構成されています。

横浜地裁本庁の管轄区域には約30の警察署があるのですが,まだ行ったことの
ない警察署が後3箇所になりました(先日facebookページには2箇所と書きましたが,
今回調べてみたら,もう1箇所ありました。。すいません・・・。)。
もう少しで警察署コンプリートになります!

ちなみに行ったことのない警察署は,横浜水上警察署,南警察署,瀬谷警察署です。
逆に,何度も繰り返し行っているのが,藤沢警察署と戸塚警察署。
これは,警察署の場所が関内周辺からアクセスしやすいかどうか
(横浜弁護士会の弁護士の多くは,関内周辺に集中しているため。),
管轄区域の治安が良いか悪いか,人口が多いか少ないか,市街地が発展しているか
していないか等に影響を受けているみたいです。

弊事務所から近い大船警察署(被疑者国選1回,当番弁護士2回),鎌倉警察署
(被告人国選1回,当番弁護士1回),栄警察署(当番弁護士2回)にはそれほど
行っていないのも不思議といえば不思議です。

勿論,警察署全てに行くこと自体に大した意味はありませんが,
刑事事件を沢山こなさないと,色々な警察署に行く機会もないわけで,
刑事事件を積極的にやってきたことの一つの現れだと思ってます。

昨年の4月に開業して以来,相当な数の国選・私選刑事事件や当番弁護士をこなして
きましたが,今後もしっかり(質量とも)刑事事件をやっていきたいと思います!


・・・ちなみに,年末年始周辺も,当番弁護士2回,被疑者国選4日間担当してます^_^;




2013.10.11 今日の公判は
今日,横浜地裁で刑事事件の公判がありました。

多分,私の短い弁護士人生の中で最も感銘を受けた公判でした。
私自身かなり準備を頑張ったと思いますし,その過程で色々な方々のご協力が得られたのも
僥倖でした。

そんな中でも,裁判長の被告人に対する質問が本当に素晴らしかった。

色々な問題を抱えている被告人でしたが,時間をかけて被告人から様々な反省の言葉
を引き出し,丁寧に教え諭す様には,心から感動しました。

被告人が裁判長に対して答える中で,私や今回関わってくれた方々に対する感謝の言葉を
述べてくれたときには思わず涙が出そうになりました・・・。

正直,かなり頑張って書いた私の弁論も,裁判長の素晴らしい被告人質問
の後では,かなり色あせてしまいましたが。。

被告人自身も,今回の公判には大きなインパクトを受けていたようでした。
認め事件の公判では,被告人自身にどれだけの感銘を与えられるかが大きなポイント
になると思います。
そういった意味で,今回の公判は本当に素晴らしいものでした(自画自賛か。。)。

正直,しょっぱい結果に終わってしまうこともある刑事事件の公判ですが,
こういうのがたまにあると,また頑張ってやろうという気になります♪
昨晩,当番弁護士として接見した方から被疑者刑事弁護の依頼を受けました。

まだ,逮捕されたばかりで,今日検察庁に事件が送られるということ。

依頼者は,ちゃんとした職に就いている方ですので,このまま勾留決定が出てしまうと,
最低10日間は警察署に身柄を拘束されてしまい,確実に職を失ってしまうことになります。
そのため,頑張って勾留請求を争いましょうということになりました。

警察署から事務所に戻って,大急ぎで裁判官に対する意見書(勾留の要件を欠いており,
勾留請求を却下すべきという内容。)を作成。
それを,裁判所にファックスして,裁判官への面接も申し込みました。

その後すぐに勾留決定がされた場合に備え,準抗告申立書の素案を作成。
その時点で午前2時過ぎになっていました。

自宅に戻って,シャワーを浴びて睡眠をとった後,午前8時過ぎころ事務所
に行き,警察署に電話して,検察庁へ身柄が送られたことを確認。
その後,依頼者の親族に電話して,更に事情を聴取しました。

検察官送致がされたころ(午前9時半ころ)を見計らって,検察庁に行き,弁護人選任届を提出。
台風接近に伴う大雨で電車が止まるかもしれないため,検察官への面接は諦めて,
すぐに事務所に戻り,準抗告申立書を完成させました。

その後お昼過ぎに,裁判官と電話で面接。
なかなか良い感触が得られました。


そして,先ほど裁判所に結果を確認したところ・・・・・


無事,勾留請求却下!!!!!


バタバタでものすごく疲れましたし,休日1日潰れましたが,それだけ頑張った
甲斐がありました!!
思わず,事務所で大声上げてしまいましたよ。。

やはり,被疑者刑事弁護は,初動が大切なんだなと実感しました。
これからも頑張ります!

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