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昨日の夕方,今やっている被告人国選事件で保釈許可決定が出ました!!

早速,今日の午後,裁判所に行って保釈保証金収めてきたところ,
無事釈放されようで,本人から連絡がありました~~~。
釈放されたときに本人からかかってくる電話は,いつ受けても嬉しいものです!

これで,今,私が担当している被告人国選の被告人は,2人とも保釈
中ということになります。


ここで,保釈について簡単に説明します。

保釈とは,簡単にいうと,捜査が終わった後,起訴されて刑事裁判にかけられることが
決まった被告人について,裁判が終わるまで一時的に釈放することをいいます。

捜査中に逮捕・勾留され,身体を拘束されていた「被疑者」は,
起訴されて「被告人」になった後も,別途手続を必要とせず,勾留を受け続けることに
なっています(「起訴後勾留」といいます。)。

しかしながら,身体拘束をするのは,被疑者や被告人が逃亡したり,証拠を隠滅したり,
証人を脅したりすることを防止するためなので,こういった弊害がない場合には,
身体拘束を続ける必要がないはずです。
また,起訴された段階ですと,既に捜査が終了し,通常であれば被告人を有罪にできるほどの
証拠が集められて,検察が保管しているのですから,釈放をしても問題は少ないはずです。
そのために認められたのが「保釈」という制度なのです。

保釈には,「権利保釈(必要的保釈)」と「裁量保釈」というものがあります。

権利保釈とは,先ほど挙げたような,逃亡や証拠隠滅のおそれがあったり,一定の重大犯罪を犯した
場合であったりするなど身体拘束を続けなければならないような
一定の事情がないのであれば,原則的に保釈を認めなければならないというものです(刑事訴訟法89条)。
すなわち,条文上,保釈は原則として認めなければならないことになっているのです。

もっとも,裁判所は,この権利保釈をなかなか認めたがりません。
具体的な危険性があまりなくとも,罪証隠滅のおそれがあるとか,
証人威迫のおそれがあるとして,権利保釈を切ってしまうことがほとんどです。
つまり,実務においては,原則と例外が完全に逆転しているのです。
その理由には諸説あるようですが,これについては,また機会を改めたいと思います。

このように,権利保釈がなかなか認められないため,我々弁護士が保釈請求をする場合,
建前上は権利保釈を求めつつ,予備的に裁量保釈も求め,
実質的には裁量保釈を狙っていくことがほとんどです。

裁量保釈と私が保釈請求の際に注意していることについては,
また次回に譲ることとします。
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