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芸能界の泥沼離婚劇でも近年稀にみるほどの注目を集めている(個人的には
沢田亜矢子VSゴージャス松野以来の泥沼ぶりかと思います。。)
高嶋政伸と美元夫妻の離婚訴訟の判決が今日東京家庭裁判所で出ました。

結果は離婚が認められ,原告(高嶋政伸)側の勝訴となったようです。

高嶋、美元とも出廷せず…わずか30秒で終了「婚姻は破綻している」

裁判で離婚が認められるためには,民法770条1項に定められた事由が
認められなければなりません。

民法770条1項は

①配偶者の不貞行為(1号)
②配偶者による悪意の遺棄(2号)
③配偶者の生死が3年間不明(3号)
④配偶者が強度の精神病で,回復の見込みがないとき(4号)
⑤その他婚姻を継続し難い重大な事由(5号)

という5つを列挙しています。

①から④までの事由がある場合に離婚が認められるのは,まあ当然のことの
ように思えますよね。
ところが,実務では,①から④までの事由が明らかに認められるような
場合は少なく,ほとんどの場合が⑤の要件を巡って争われます。

⑤については,たとえばDV,モラルハラスメント(暴言等),浪費,
長期間の別居,異常な性癖,没交渉,子供への虐待,宗教活動,性格の不一致等,
色々な事情が挙げられますが,どれか一つが認められても,裁判所は,
なかなか婚姻を継続し難い重大な事由とまでは認めてくれないことが多いので,
訴訟では,夫婦の不和を裏付けるようなあらゆる事情を並べ立てて,
婚姻が破綻していると主張されることがほとんどです。

今回の訴訟でも,原告の高嶋側はそのようなやり方で婚姻破綻を主張していたようです。

このケースでは,高嶋側が復縁の意思のないことをかなり以前から明確に示し,
訴訟中も夫婦の不和を裏付けるような様々な証拠が出されていたようでしたし,
高嶋と美元の同居期間が非常に短く,弁論が終結した時点で,
別居の期間が同居していた期間をかなり上回っていたこともあったので,
婚姻を継続し難い重大な事由が認められやすいケースのように思えました
(正直言って,このケースで婚姻が破綻したと認められないんだったら,
一体どんな場合に婚姻破綻が認められるんだって感じです。。)。

ただ,たとえ婚姻を継続し難い重大な事由があると認められても,直ちに
離婚判決が下るわけではありません。
判例上認められた法理として,もっぱら婚姻破綻に責任がある配偶者(有責配偶者)
からの離婚請求は認められないというものがあるからです。

そのため,実務上では,離婚訴訟を起こされた被告側は,婚姻破綻自体を争いつつも,
万が一婚姻破綻が認められてしまった場合に備え,「仮に,婚姻が破綻しているとしても,
その責任はもっぱら原告側にあるので,有責配偶者からの離婚請求は認められない。」
という主張をすることが多いです。

今回の訴訟でも,美元側は,そのような主張をしていたようです。
本来であれば,婚姻の破綻を示す証拠になってしまうような,
高嶋によるDVの際の録音を,あえて被告である美元側が出してきたのは,
高嶋側のDV等で婚姻が破綻したことを裏付けるためなのでしょう。

もっとも,今回の判決では,婚姻の破綻についての責任は,もっぱら高嶋側
のみあるわけではないと判断されたため,離婚が認められたわけです。


報道からでは,判決における詳しい判断の過程が分からないので,是非全文を読んで
みたいです(法律家としての興味半分,芸能ウォッチャーとしての興味半分
て感じですが。。)。


まあ,美元側が今回の判決に納得するとは到底思えず,きっと控訴するでしょうし,
下手すると最高裁までもつれ込むことも考えられ,高嶋側の苦悩
(そして,芸能記事のネタ)は,後1~2年ほど続くことになりそうですね。。

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