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こんにちは。
また,しばらくの間更新をサボっていて,申し訳ありません(汗)

日ごろから,刑事事件について色々と書いていますが,弁護士としての
立場から書いてますので,どうしても警察や検察のことを,あたかも
悪者のように(そして,裁判所・裁判官のことを「分からず屋」のように)
書いてしまいがちです。

我々弁護士としては,刑事弁護の場面では,国家権力の暴走に歯止めを
かけるという役割を担っているのですから,これもやむを得ないことかと思います。

ですが,当然のことながら,警察官・検察官・裁判官にも,人単位では,
いい人も沢山いるわけで,時折,ほっこりしてしまうような出来事があるときも
あります。


今やっている被疑者国選の事件で,被疑者に接見禁止がついていました。

接見禁止とは,弁護士以外の人が面会することができなくなる処分で,
共犯事件や組織犯罪,暴力団関係の事件などの場合で証拠隠滅の
おそれが高いときなどにつけられることが多いです。

ところが,接見禁止がついてしまうと,事件の関係者だけでなく,
明らかに事件とは関係がないような被疑者の家族すら会えなくなってしまうわけで,
被疑者の精神的負担や不利益は非常に大きくなってしまいます。

そこで,弁護人としては,接見禁止の処分に対して「準抗告」を申し立てて,
接見禁止を外すよう裁判所に見直しを求めたり,「接見等禁止一部解除」を
申請して,近親者に限って,接見禁止を外すよう求めたりします。


今回の事件では,被疑者の奥さんに間もなく子供が生まれるため,
出産前に一度顔を見せてあげようと思い,接見等禁止一部解除を申請
しました。

検察官は,弁護人から申請があると,それに対して意見を出してくるのですが,
ほとんどの場合,「不相当」など,木を鼻でくくったような意見を出してきます。

ところが,今回の検察官は,「しかるべく」という意見を出してきてくれました。

「しかるべく」とは,我々法曹がよく使う言葉で,相手方の申出に対して,特に
異議を述べないときに使われるものです。
検察官から「しかるべく」の意見が出れば,裁判官は,特に問題なく
接見禁止を一部外してくれます。

検察官は,被疑者に間もなく子供が生まれるという事情に配慮して,
粋な取り計らいをしてくれたんだと思います。

こういうことがあると,検察官も鬼じゃなくて,人の子なんだと分かり
(いや,別にこういうことがなくても,分かってはいるんですが。。),
何だかちょっと嬉しくなりますね♪
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