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facebookで友人が紹介していた下記リンク先の記事を興味深く読みました。

<悪魔の代弁人>を立てるかどうか、クライアントこそ問われている


思わず,膝を打ってしまったのは,第2節目の「わかりやすい一本調子の論理より、複数の論理を」
のところです。

たとえば,「貸したお金を返してほしい。」という相談を受けたとします。
その相談者が借用証を持っていたとしても,相手方がお金を借りた事実自体
を争ってくるかもしれませんし,お金を返したと言ってくるかもしれません。
また,お金を借りたことは認めても,お金がないので返せないと言ってくるかも
しれません。
そのため,弁護士は,いざ訴訟になった場合に,相手方がしてくるであろう様々な
主張を想定し,それぞれの対応方法を検討した上で相談者に見込みを伝えることになります。

しかし,このような説明は,仮定の話になるものですから,分かりづらく
なりがちですし,ときには弱気に聞こえてしまうもののようです。

もしかしたら,単純に「借用証があれば裁判は勝てるさ!!」とだけ言う弁護士の方が頼もしく
思えるかもしれません。

また,過去の判例などを踏まえて,その事案の勝訴の見込みが薄いことをお伝えすると,
「判例は判例で分かるけど,それでも私の側に立って頑張ってもらいたい。」と
言われることもあります。

もしかすると,「判例上等!!玉砕覚悟で頑張りましょう!!」と言った方が
より受任件数が増えて,お金は儲かるのかもしれません。


しかし,依頼者(相談者)の利益を考えること=依頼者(相談者)の希望をそのまま受け入れること
ではないと思うのです。

我々弁護士は,法律の専門家であるわけですから,依頼者の希望を法律的に分析して,
その希望が実現できるかどうか,実現できないとしても,何か次善の策がないかどうか
まで検討して,初めて依頼者の利益を考えたことになると思うからです
(もちろん,依頼者(相談者)の希望を,法律論振りかざして頭ごなしに否定するのは
絶対にやってはいけないと思いますが。)。

そういった弁護士と依頼者との間のジレンマを,非常に上手く表現している記事だと
と思いました。


あと,この記事全体を読んで想起したのが,カエサルの
「ほとんどの場合,人は,自分が望んでいることを信じようとする。」という言葉です。

どうしても,人間というものは,自分の希望に対するネガティブな意見を嫌います。
最悪の事態を想定して意見をする人のことを,「縁起でもないことを言うな。」と
一刀両断にしてしまう場面もよくみられます。

しかしながら,耳に優しいことを言う人と厳しいことを言う人,自分の利益を真剣に考えて
行動してくれるのはどちらのタイプなのか,一度しっかりと考えた上で選ばれた方がいいと思います。

弁護士も政治家も。



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